主人のうつ病について書いていたのですが、私のメンタルの部分で主人の過去を書こうとすると拒否反応があってずっと書けませんでした。だけど、現在はとても穏やかに毎日を過ごすことができていて、少しずつでも残しておこう、もしかしたら誰かのお役にたてるかも・・・そう思って書いています。昔の記憶をたどって書いているので、話がごちゃごちゃしている部分もあるかもしれませんが、今は思い出せた順に書いています。あとで修正していこうと考えていますのでよろしくお願いします。
入院をして間もないのに家に帰りたいとすぐに弱音を吐いていた主人。きっとお酒が飲めずに苦しかったのかもしれないし、ただ入院が嫌だったのかもしれない。
本当のところはわからないのですが、そんなことを電話で言っていました。
様子を見に週1回くらい行っていましたが、それが本当に大変でした。買ってきて欲しいもの、入院中のおこづかいなどかなりお金がかかりました。そうでなくても長男が高3で大学の資金が必要な時だったのに何も考えていないという感じがしました。
何と言うのか自分勝手というのか自分のことしか頭にないという感じです。
私たちは主人が入院してくれたことで家の中がスッキリして良かった~と心から思っていました。家族もそれだけ振り回されていたということですね。
8月から10月までのプログラムをこなし、経過によっては長くなる可能性もあるけれどとにかく3カ月はゆっくりできると思っていましたし、退院する頃はアルコール依存症が改善されてまともな生活ができると思っていました。
入院した頃は8月で夏休みだったころもあり家族会というのを1度参加したことがありました。その時には長男も参加してくれました。あんなに主人を嫌っている長男がどうしてかなと思ったら何となく興味があったからと言っていましたね。
その時は5家族くらいが参加していたように思うのですが、みなさんそれぞれ悩みが深くて泣けてきそうになりました。どの方もお子さんがいらしてみんな「子どもに対する影響」を深く悩んでいました。
子どもがいる家庭だったらまずはそこを心配するのかもしれません。子どもにどんな影響があるのか、私も心配でしたから。
もう3年も前になるのでその他どんな話をしたのか忘れてしまったのですが、とにかく参加された方たちはどうにか立ち直ってもらいたいという強い気持ちを感じましたね。
だけど、私は自分が支えてあげてもどんなに努力しても本人が治したいという意思がなかったらダメだと思っていました。家族が治すのではなくて、本人が治さないと。
精神科の先生はみんな「家族の支えが必要だ」というけれど、家族が支えているのに悪化していった我が家は一体なんなんだと思うのです。もう十分に私は、子ども達は主人を支えているわけで、これ以上一体何をどんな風に支えられるのか。
ただの我がままでこうなってしまったとしか当時の私は考えられませんでした。
主人は自分がこうなったのは、子どもの頃の家庭環境にあると言っています。確かに兄弟の中で精神的な病気になっているのは主人含めて2人います。義姉なのですがやっぱり「家庭環境で自分はこうなった」と言っていました。
確かに家庭環境ってあるかもしれない。だからって今私との間で作った家族にも同じことをしていいってことはないんです。
結局、いつまでも人のせいにしている人というのは過去に縛られすぎて前に進めないでいる。そのせいでいつまでたっても治らないのかなと感じるのです。
誤解しないで欲しいのですが、これはあくまでも私の考えですのでこれを読んで気分を悪くしたらごめんなさい。
家族の支えが必要という言葉がどれだけ支えている家族が追い詰められていか。わかってもらうことはできないのかもしれませんね。
それから主人は1か月半ほどで退院しました。強制退院でした。