「もしかしてうつ病かも・・・」
私がそう思ったのは長男を出産して1年が過ぎた頃だったと思います。それまでは穏やかな日々を過ごしていました。
主人と知り合ったのは学生の頃でした。卒業してから2年後に付き合い結婚しました。とても穏やかな性格で子ども好きの人でした。のんびり屋の私にはぴったりの人でした。
結婚後、最初に住んだ場所は主人の実家まで車で10分くらいの所でした。アパートは2階建てで、私たちはその1階に住みました。全部で8世帯が住んでいたと思います。
そのアパートは動物を飼ってはいけないのに、私たちが住む真上の人がフェレットを飼っていました。夜行性の動物でしたので、私たちが寝ようと思う頃カサカサ暴れる音がして眠れなくなってしまいました。
私よりも主人の方が睡眠不足になり、更新の年に引っ越すことにしました。もしかしたらその頃からうつ病は始まっていたかもしれません。
引っ越してから1年ほどが経過したころ長男を授かりました。私たちはとても喜びとても幸せな時間を過ごしました。
長男が生まれる前に義母からのすすめでもとの場所に引っ越してくるように言われました。子育ての環境、手当などが充実してい所の方が良いのでは?ということでした。
前回に住んでいたアパートから徒歩で15分くらいの距離のアパートに住むことにしました。その時は2階に住みました。
ところが、長男が1歳くらいになったころ1階の住人が変わりました。若い夫婦のようでした。14時くらいに出かけて24時くらいに返ってくるというお仕事のようでした。
私たちとは生活リズムの異なる人が1階に引っ越してきたわけです。
私たちが寝静まったころの24時以降に帰ってくるのでテレビの音や喧嘩の声、掃除機をかけたりなどの音が気になり寝ることができなくなりました。
反対に私たちが起きるころ寝るようで、我が家の掃除機の音や子どものハイハイする音、色んな音が気になるようで文句を言いにきました。
お互いさまのような気がしますが、私たちはかなり気をつかい早い時間には子どもと公園に行ったりしながら工夫をして暮らしてきました。
なぜかというと、その夫婦の喧嘩がとにかく怖かったのです。DVを受けているのではないかと思うほどの泣き声や「もうやめて~死んじゃう」という言葉も出てきたほどでした。
何か言い返せば私たちがやられちゃうかもという恐怖で大人しくしているしかなかったのです。
けれどもう我慢ができず、私たちは夜だけ実家に行くことにしました。その頃のことは今も忘れることができないくらい大変なことでした。
そんなことがあり、少しずつですが主人の心は病んでいってしまったのかもしれません。気づくと様子がおかしと思うようになっていたのもこの頃からでした。
つづく・・・