うつ病旦那と副業と

アルコール依存症の家族の対応、支える側もカウンセリングを受けること

主人のうつ病について書いていたのですが、主人の過去を書こうとすると拒否反応があってずっと書けませんでした。だけど、現在はとても穏やかに毎日を過ごすことができていて、少しずつでも残しておこう、もしかしたら誰かのお役にたてるかも・・・そう思って書いています。昔の記憶をたどって書いているので、話がごちゃごちゃしている部分もあるかもしれませんが、今は思い出せた順に書いています。あとで修正していこうと考えていますのでよろしくお願いします。

今日は主人がアルコール依存症になった時、私はどうすれば良かったのかを考えてみたいと思います。冷静になって考えられるようになった今だからこそ私も間違っていたことが多くあったことに気づきました。

そのことをお伝えします!

主人が入院した時、私と長男は家族教室に参加しました。その時に知ったのですがアルコール依存症は本人だけでなく家族も一緒にカウンセリングが必要だといことでした。

「イネイブリング」というのをご存知ですか?アルコール依存者が飲み続けることを可能にしてしまう行為のことで、それをしてしまう人を「イネイブラー」と言います。

私はすでにイネイブラーでした。

「アルコール依存者が飲み続けることを可能にする行為」というのは「お酒で人に迷惑をかけてしまい家族が謝りに行く」「飲み屋のつけを代わりに払う」「外で飲んでもらいたくないのでお酒を買ってきてあげてしまう」などお酒が関わったことでの問題行動などを家族が肩代わりするということです。

・お酒をコンビニで飲んで迷惑をかけ謝りに行った
・仕事を休むとき私が会社に電話した
・外で飲んでしまうより、家で飲んでもらいたので買ってきた

など・・・私は主人の代わりにやってあげたことが多かったのです。近所の目も気になり始めていたので外で飲むよりは家で飲んでもらった方が気持ちがらくだったし、とにかく子どもが通う学校関係の人に知られるのが一番怖かった。

それに、お酒を買わないと子どもの財布からお金を取り自分で買いに行くことも多くとにかく外に出したくないという思いが強かったですね。

その頃の私、今思えば相当やられていたと思います。正常な考えができなかった。主人のこの状況をとにかく隠したいと思っていました。既に主人のアルコール依存症を治すという考えではなくて、なかったことにしたい、隠したいという思いでいっぱいでした。

だけど、それはやってはいけないことでした。迷惑をかけてしまった責任は本人に取らせないとダメだったのです。それは飲酒問題に対して本人が自覚をもって飲酒問題に向き合うことが大切だからです。

いつまでも家族に依存しているとアルコール依存症は治らないというわけです。

主人の場合、アルコールだけではありませんでした。買い物についてもうつ病を発症した頃からおかしかったのです。

時計、オーディオ関係、携帯、プラモデル、釣り関係、車・・・とにかく1つ手に入ると次、また次ととにかく買い物がひどかった。

15年前、車については新車を購入し、1か月後にはまた買い換えるということをしたことがありました。3年前には義母にお願いして新車を購入しています。

結局、どんなに物を買っても私がやりくりしてどうにかしていて買った本人は何にも気にしていない、どうにか生活は成り立っているということだけなので何も苦労を感じていないわけだったのです。

本当に私も相当おかしかったと思います。それを許していたのですから。

うつ病が治ればいい。ただそれだけで主人が要求するままに買っていたと思いますね。子どもたちが小さくて教育費の心配、住宅ローンの返済などとにかく不安な毎日でしたので、主人には仕事を辞められては困る、だから、欲しいもには買ってあげないと・・・そう思っていたことは間違いありません。

それが結局アルコール依存症に繋がったのかなと思います。

現在は、アルコールはやめています。ですが、買い物についてはまだなおりませんね。仕事もできないのに数万円のものを欲しがります。

昨年12月には3万円のスピーカーが欲しいと言ったので私はお金を貸すことにしました。これは固定資産税の支払いのために貯めておいたものだから必ず返して欲しいと言いました。

仕方なく(?)仕事に行くようになり今月に返してもらいました。そしてこれからは自分が欲しいと思ったものは自分で稼ぐようにと言いました。

当たり前のことなのですが、我が家では当たり前ではなかった。働かないのに高価なものを手に入れるなんて普通ならあり得ないのですから。

辛かった時期は現実逃避で何も考えないようにすることでしたが、それではダメです!自分自身もカウンセリングを受けて正しい考えを持って依存症者に接しないと共倒れになる可能性があるんです。

うつ病の時から私もきちんとカウンセリングを受けるべきでした。心からそう思います。